【NESTA要約】ではパーソナルトレーナーの教科書の要約をしていきます。
NESTA-PFTの資格取得を目指している方は、こちらの記事を見ることによって、教科書の予習復習に役立ててください。
また、パーソナルトレーナーに興味がある方も、参考にしてもらえればと思います。
【前回の記事】
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パーソナルトレーナーの仕事
前回から引き続きパーソナルトレーナーの仕事についてですが、もう少し具体的な内容になります。
目標はシンプルで、クライアントの目標を「効率的」「効果的」「安全」に達成することにあります。
間違えてはいけないのは、クライアントの目標はあくまでクライアント自身の目標であり、トレーナーのエゴや固定概念に縛られてはいけません。
まずは効率を考え、無駄のない運動プログラム・生活プログラムを考えます。
そうすることで、安全かつ質の高いパーソナルトレーニングを実施することが出来ます。
それらのプログラムを考えるためには、より専門的な知識が必要になってきます。
ただし、プログラムはあくまで想定のものになります。
実際にはトラブルや予定通りいかないこともあるでしょう。
そんな時のために知識の習得を続け、クライアントの変化に合わせてフレキシブルな対応をすることが求められます。
STEP1:評価
なぜ評価するのか?
最初に行うのが、「評価」になります。
これはクライアントの目標をしっかりと理解し、プログラムを考えるために必要な情報を集めることです。
クライアントが「体重を減らしたい」と言ったときにプログラムを組むために必要な情報として、
「健康歴」「運動歴」「生活習慣」を中心に、精神的な要素をヒアリングします。
ここで聞いた情報と、実際にフィットネスのレベルを見るために体の動きなどを評価し、プログラムを組んでいきます。
また、心肺機能、新陳代謝、筋骨格形成などの様々な観点から安全の確保をしていきます。
ビジネスの目線で見たときに、目標の明確化がとても重要になります。
クライアントもお金を払ってパーソナルトレーニングを受けています。
そんな中、プログラムに無駄が含まれているのを感じてしまえば、それだけモチベーションも下がってしまいます。
最悪クレームになることもあるため、しっかりと目標を理解し、小さな変化も常に評価に加えて、最高のパフォーマンスを求めましょう。
STEP2:設計(プログラム)
どのようにプログラムを設計するか?
先程の「評価」で得た情報をもとに各クライアントに合ったトレーニングプログラムを
オーダーメイド化していきます。
これらは「解剖学」「運動生理学」「栄養学」といった知識をもとに設計していきます。
STEP3:指導
適切な運動指導とは?
「生体力学」を原理として指導を行い、毎回修正をしていきます。
ただ単に知識を伝えるだけでなく、クライアントに効果的に理解をしてもらう必用がありコミュニケーション能力が必要になります。
「伝えた」ではなく「理解してもらう」という姿勢が重要です。
STEP4:再評価
特に何に注意して再評価を行うか?
パーソナルトレーナーはミクロとマクロ、両方の視点からクライアントの進捗状況を理解する必要があります。
【ミクロの視点での評価】
全ての反復運動を詳細にわたって観察し、フォームの乱れなどに対して改善をするだけでなく、乱れた原因まで追究し特定する
例えば、体のどこかを痛みに関して、痛い部分と、原因が必ずしも同じ場所でないことがあります。
原因を解決しなければ、根本的な改善とは言えません。
クライアントとの優れた部分は伸ばし、バランスの悪い部分などは正してあげましょう。
【マクロの視点での評価】
指導に対してしっかりとしたフォローアップをしてあげることで、プログラムの妥当性や有益さを伝えることになります。
もしクライアントが結果に満足できていない状態であれば、その情報をもとにプログラムの修正を行い、クライアントとのギャップを埋めていくことが必要になります。
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