【NESTA要約】11：心臓血管系の構造と働き！（後半）

NESTA-PFTの資格取得を目指している方は、こちらの記事を見ることによって、教科書の予習復習に役立ててください。

また、パーソナルトレーナーに興味がある方も、参考にしてもらえればと思います。

【前回の記事】

前回に続き、「心臓血管系」を説明していきます。

心臓血管系とは

心臓血管系は、酸素や栄養素を細胞へ運び、二酸化炭素や老廃物を細胞から除去する役割を担っています。

心臓血管系は「心臓」「血管」「血液」で構成されており、心臓は左右の心房と心室に分かれています。

心臓から血管を通して、血液がおくられるので、いつのグループにされています。

呼吸器系について

呼吸は自律的に行われますが、呼吸器系の筋肉は神経系からの刺激によって活動しています。

自意識的に調整することは出来ますが、不随意的呼吸（無意識な呼吸）は随意的呼吸（意識的呼吸）よりも優位にあります。

なので、一般的には、呼吸は不随意運動として考えます。

空気は鼻（鼻孔）を通って鼻腔に入ります。

鼻腔⇒嘔頭⇒喉頭⇒気管⇒気管支⇒左右の肺

という流れで空気を吸い込んでいきます。

気管支に関しては、肺だけでなく更に細かい肺胞と呼ばれる複数の小さな房まで伸びています。

換気（呼吸）の吸気時の動き

色々な筋肉が動くことで、肺を膨張されて、膨張した隙間を埋めるために空気を吸うような感じです。

換気（呼吸）の呼気時の動き

かなり呼吸がしんどい時は、これらの動き以外にも、腹筋群を収縮させて、無理やり横隔膜を押し上げることで強制的に呼気が行われます。

ガス交換の動き

ガス交換は肺胞同士を囲む細かな血管（肺毛細血管）との間で行われます。

ガス交換は酸素と二酸化炭素の分圧差にによる拡散によっておこります。

有酸素運動中は、酸素の消費と二酸化炭素の生成が増加されます。

それに伴い、毎分換気量（１分間での空気呼吸量）が呼吸の回数や深さによって増加します。

エクササイズ中１回の換気量（１回の呼吸で吸われる空気と吐かれる空気量）は安静時の３倍以上になり、呼吸数は４倍以上に増加します。

この時、呼吸経路（鼻、口、気管、気管支）はガス交換には使われないので、解剖学的にはデッドスペースとと呼ばれます。

短く浅い呼吸をするよりも、深い呼吸をする方が換気量が全体に占めるデッドスペースが少なくなるため、効率的な換気を行うことが出来ます

なので、呼吸が荒れたときには、呼吸の回数よりも、一回に数空気量を考えて、深呼吸をする方が効率的に呼吸を安定させることが出来ます。

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